新しい暮らし (37歳記)
結局、玉木さんからは、こちらがお断りする前に、お断りをされた。
理由をはっきりと言われなかったので、「心療内科に通っている」という告白をしたことがひかれたのか。。。と考え、それなりにショックで傷ついたが、あまり深く考えないことにした。
それよりも、トーマスの優しさに癒されていた。
結婚の話がなくなったことも両親に伝えたが、むしろ「なんだか安心した」「あまり幸せそうに見えなかった」と言われ、ほっとした。
トーマスは薬のことも、体調のことも、全て知っているので、何も隠すことはなかった。
ほどなくトーマスのアパートで一緒に暮らし始めた。
何もかもが新鮮で、幸せだった。
毎日が新しいことの発見で、どんどんトーマスに惹かれていった。
トーマスの「僕が守る」といった言葉が真実のように思えてきた。
この先結婚につながるかどうか、そんなことは、どうでもよかった。
そんな不安を感じる暇もないほど一緒に楽しい時間をすごした。
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