個人の相談所もいい人がなかなか紹介されず、退会するか迷っているときに、一人だけ、普通っぽい人を紹介されたので、これを最後にして、会ってみてから退会しようと思いました。

ついにお見合い、二人目。

正二さんという38歳のサラリーマン男性。写真では、お腹がポコンと出た、髪の毛がやや薄い、ザ、おじさんですが、優しそうな笑顔だったので、性格が好きになれるかもしれない、と祈る気持ちで、会ってみることにしました。

母子家庭で一人息子なので、将来同居になることは、すぐに想像できました。しかし自分の年齢もあって、条件どうこう言ってられない、そう本気で思いました。身の丈にあったというのは、こういうことかもしれない、と思い始めていました。

土曜日の午後、都内のホテルロビーで面会し、個室でランチをしました。
仕事の疲れからか、自分の手、足、顔がむくんでいて、最悪のコンディションでしたが、とにかくお見合いの担当者の方に簡単に紹介されて、二人きりになりました。

前回のお見合いと一緒で、スーツ姿で少し堅苦しい感じがしましたが、正二さんはとても気さくにな方で、緊張はあまりしませんでした。

趣味や旅行の話でそこそこ盛り上がり、悪い人ではないというのが伝わりました。

前半、頭では、「この人を好きになれればいいのに、もうこの人でいいじゃない」と自分をさとすような気持ちでした。

しかし、話をきいていると、母親との仲がとても親密なことに驚きました。

彼は、今現在は一人暮らしですが、仕事を終えて家に戻ると、毎晩母親が晩ごはんを作ってまっているらしい。近くに住んでいるので、毎日母親は訪ねてくる、、と。

毎日？？

わたし「お母さまは、正二さんの部屋の鍵をお持ちなんですね。」というと、

正二「はい。いつでもこれるようにしてるんです、だから安心ですよ。」と笑顔で答えました。

安心、ね。正二さんは、母親思いなんだな、と一瞬思いましたが、それは違う意味の安心でした。

マイケルとも終わり、Yくんとも友達として会うこともなく、精神的にかなり落ち込んでいました。

とうとう37歳になり、オー●ット結婚相談所では、自分から申し込んでも、全員からお断りを受けました。
そして、紹介される男性は、見た目にかなり難あり、条件に難あり。そんな人ばかり。

そこでオー●ットは電話を入れて、退会することにしました。

「実は結婚を前提にお付き合いしている人が出来ましたので」と嘘をついたのですが、担当者が、「でもその人と結婚するか、まだわからないでしょう、結婚するまで続けた方がいい、休会もできるから」と、かなりしつこく言われました。

なので、もう婚約しました、とさらに嘘をつかなければいけませんでした。

”婚約した”　と言いながら、とても虚しい気持ちになりました。なんでこんなこと言わないといけないんだ、、自分は。

また今から、ゼロからスタートか、、厳しいなぁ。本当に疲れてきた。。

心底つかれていました。

仕事の新しいプロジェクトのプレッシャーもあり、婚活どころではなかったのです。

35歳、36歳でもいい出会いがなかったのに、今から誰かに会うなんて奇跡でも起こらない限り無理だ、そう思いました。

振り返ると、35歳、36歳と、なんだかんだで出会いはとりあえずあった。普通の人はあまりいなかったけど、それでも37歳の今からすると、まだ一応選ぶことができた。

今は、そんなことも出来ないなんて。

申し込んでも、全員からお断りされる現実に打ちひしがれていました。。。

※コメントくださる方々、ありがとうございます。公開はしませんが、全部読ませてもらっています。

Yくんには、違法である以上、もし見つかった時の代償を考えたら、今の行動は絶対に慎んだ方がいい、ということを話しました。お金を貯めてドイツに行く夢はどうなるの？

すると、Yくんは、「誰にも秘密だから見つからないよ～、●●さんだけしか知らないしね。部屋でしか吸わないし。」

と笑顔で言いました。

万が一、自分が警察に密告したらどうするのだろう？　そんなことは絶対ないと思っているのか。。

もしかして、自分も黙っていることは、罪に問われるのではないか、という気すらした。

そして、後日いろいろとネットで検索した結果、

最悪のケースは、もしYくんが部屋で吸っている時に自分もその場にいて、警察が来たら、自分も捕まる可能性があるということ。大麻吸引は罪にならないけど、大麻所持は罪になるので。。

果たして、どうするべきなのか。。。ただ単にYくんの部屋に行かなければいいということでは終われなかった。

Yくんは人間的にいい人だけど、こんな立場に自分をおく人、果たして本当にいい人なのだろうか？
いろいろと悩み考えて、下した自分なりの答えは、

Yくんが大麻を辞めるか、自分と友達をやめるか、のどちらか。吸い続けるのならもう一切、会わない、と。Yくんは、目の前で二度と吸わないとは言ったものの、完全に辞めてほしかった。
恋人でもないので、そこまでする必要はなかったかもしれないけど、彼の将来を守る気持ちで伝えた。

そして、Yくんからしばらく連絡が途絶えました。

（注：このお話は過去のもので、すでに解決しています。）