アラフォー婚活~回想録ブログ~

いままで結婚を考えたことがなかった自分が35才をすぎて婚活を決意。結婚にいたるのか、一生独身なのか、結果がでるまでの回想録のブログです。

Yくん ㉑ 密かな企み(36歳記)

Yくんが、男性に惹かれるということ、を言っているわけじゃないと、もちろん信じていました。


でも、正直「もしかしたらいつか振り向いてくれるかも」、というかすかな希望が心のどこかにありました。
二人で会っていると、彼氏といるような感覚に錯覚する瞬間もあり、自然につきあうことになるかも、という淡い妄想も。だって一度は女性とも付き合ってたわけだし。(失敗したみたいだけど)


その夜、Yくんがアパートに泊まり、ソファで就寝しようとしたとき、つい寂しくなって、Yくんに言ってしまいました。


わたし「やっぱり、一緒に寝ようよ、一人じゃ肌寒いし」(自分から誘うなんて、信じられないほど大胆!!)


普通の男性なら、同じベットに入れば、気がない相手でも、少しはその気になるはず。。


でもYくんは普通じゃないのだが。。。


Y「。。いいですよ。」


そう微笑んで、Yくんが自分のベッドに入ってきました。


そして後ろから、抱きかかえ込むようにハグをしてくれました。


あ~、あったかい。幸せ。好きなYくんにハグされて眠るなんて。。。。


ドキドキドキドキ。。。


心臓の鼓動がYくんに伝わりそうで、必死に抑えていました。


呼吸を整えないと。。。。 ダメ、緊張で絶対に眠れそうにない。。


しかし、


相反して、ハグをしたままの体制で、Yくんは気持ちよさそうに、スースーと寝息をたて、そのまま熟睡していました。


。。。。。


こんなに身体全体が密着しているのに。。。


本当に、何もないんだ。


やっぱり、無理なんだ。。。



愚かな企み、、、失敗。


緊張や興奮どころか、とてもやすらかに眠っているYくんを見て、


「ああ、こういうことか、付き合えないというのは。納得。」


と初めて実感し、心から理解することができました。


Yくんを完全にあきらめた日