玉木さんとデート ⑨(37歳記)
土曜日はゆっくりと休息し、体調を整え日曜日の午後は玉木さんと会うことになりました。
都内で待ち合わせをして、ランチをした後、上野動物園に行きました。
玉木さん「あれから体調は良くなった?大丈夫?」とかなり気にしていたようで、何度もきかれました。その度に「本当に大丈夫です」「すみませんでした」と言いました。
そして「動物、匂いとか大丈夫?気持ち悪くならないかな?」ときかれたので、少々大袈裟だなと思いながらも、こんなに気を使われると、こっちもさらに気を使ってしまうので、「本当に大丈夫です。この間は疲れがたまっていただけなんです。」とキッパリ言いました。
言いながら、ふと正直に「心療内科に通っていて薬も飲んでいる」といった事実をなぜ言えないのか、と自分で疑問に思いました。トーマスに言ったように。
やっぱり婚活の相手だから、格好をつけている自分がいる。悪いところを見せないようにしている自分がいるんだな、、そう感じました。
二人でカバを見ていると、子どものカバが水浴びから出てバシャバシャしたところで、水しぶきがこちらに飛んできました。とっさに玉木さんが「濡れますよ」、と肩を手で、濡れない方向に向けてくれました。
わたし「あ、どうも」そう言いながら、
あ、初めて触れ合った。。。でも ドキドキは しないよね、そりゃこのくらいでは。。
と瞬時に思いました。
玉木さん「あの、ところで僕の両親に●●さんのこと話したら、会ってみたいって言ってるんだけど、どうかな?」
と、急に話を切り出されました。
え、
ご両親に会う。。婚活で出会った人で、 この年齢で、、、
そうなると、ご両親に見定められる と一瞬にしてプレッシャーを感じました。
わたし「そ、そうですか、き、急ですね」と微笑みました。
心の準備が全く整っていないんだけど、そんな状態で会っていいのかな。。。
わたし「そうですね、いつ頃ですか」
玉木さん「なるべく近い方がいいかなと思います。僕も、もういい歳なんで」
もういい歳。。。
35歳だし、婚活のパーティで会っているから当たり前かもだけど、なんだかものすごく急な気がした。。。
その時、携帯に電話がかかってきました。
「トーマス」の文字。
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