トーマス「なんでそんなに悲しそうなの？」

トーマスは幸せそうじゃない、笑顔を見せてという。結婚するのに、なんでそんなに落ち込んでるの？という

心の中を見られたようで、こわい。。。

トーマスと会えないなんて、めちゃくちゃかなしい。。

わたし「マリッジ、、ブルー？なのかな。。ハハ」

作り笑顔でごまかした。

展望台の景色が綺麗すぎて目にしみた。。東京タワーが遠くに見える

ここは、悲しい思い出の場所になるのかな。。。

なんでこんなに感傷的になっているんだろうか。。

わたし「だから、スウェーデンも遊びにいけないと思う、せっかく誘ってくれたけど、でもありがとう。」

トーマス「。。。。。。。」

少し涙目になっている。。。ように見える。

わたし「いろいろ楽しかったし、本当に素敵な思い出ができて。。ありが。。」

そう言ったとき、トーマスは力強く抱きついてきた。

強く強くだきしめて、そしてキスをした。

「結婚する人ができたから。。」

と言ってみた。

トーマス「結婚。。。する人？」

わたし「そう、結婚するの」

トーマス「え、彼氏いたの？」

わたし「彼氏はいなかったんだけど、、いろいろあって、、まあ、そういう話に」

トーマスには、前に彼氏はいないということを言っていたので、(玉木さんは彼氏という認識はなかったので）、驚いている様子でした。

トーマス「よくわからないけど、とにかく愛する人が出来たんだね。」

。。。。愛する？？　

わたし「愛する。。とかよくわからないけど、結婚を考えているんだ、その人と」

いっちゃった。。。　

トーマスは、愛しているかわからないけど、その人と結婚を考えているということに衝撃を受けていた。
日本の文化を理解していると思っていたけど、全くわかっていなかった、と落ち込んでrいるようでした。

そしてトーマスは

「僕たちはお互いにすごく気が合って、お互い好きなんだと本気で、思い込んでたよ。真剣に付き合いたいと思っていたけど、、、」

「違ったみたいだね、、」

胸がズキンとしました。。。。

ああ、

さよなら、トーマス。。

筑波山での告白（？）からしばらくたち、トーマスから、浅草でお祭りがあるから、見に行こうと誘われました。

はっきりとお付き合いについて断ろうと思い、「話があるから浅草まで行く」とだけ伝えました。

浅草の駅で待ち合わせをすると、ものすごい人。祭りなんだから当たり前だけれど、人の渦にまきこまれそうになりながら、トーマスを見つけました。彼は背が高いので遠くからでもすぐにわかりました。

トーマスをみつけると、胸がドキドキしました。これからお断りをつげるという緊張感からなのか、会えたうれしさなのかは、よくわからない。

トーマス「すごい人だね、とにかくどこかへ逃げよう。。」

結局、お店もすごい人だかりで入れないので、浅草寺の近くにある、展望台へ逃げるように二人で上がりました。

どこか、真剣に話ができるところはないかな、、とタイミングをはかっていました。

トーマス「あそこからすごくいい景色が見えるよ、行ってみよう」

そういって、トーマスは手をとりました。

え。。。

ちょっとこれはマズイ。。　でもちょとドキドキしてしまう。

わたし「あの、トーマス、今日は話があって。。」

トーマス「ちょっと、そこに立って、写真撮りたいから。すごくいい景色」

笑顔で写真を撮ろうとするので、

「トーマス、あの話したいことがあるから、ちょっといい？」

と気持ちを鬼にして、椅子に腰掛けました。

トーマスも察したようで、横に座りました。

トーマス「どうしたの？」

わたし「あの、ずっと考えてたんだけど、やっぱり」

トーマス「やっぱり？」

わたし「トーマスとはお付き合いできない。」

少しトーマスは考えた後、

トーマス「。。。。わかった。残念だけど仕方ない。でも友達としては、遊べるよね」

わたし「。。いや、それも難しい」

トーマス「え、そうなの？それも嫌？」

わたし「嫌じゃないし、今まですごく楽しかったんだけど、」

。。。。

トーマス　「彼氏ができたの？」

いや、、、、彼氏じゃなくて。。。

わたし「結婚する人ができたから。。。」